ひきこもり

予想外の展開

[扉をあけて]第2回ひきこもり「自分の居場所壊れるのでは…」 http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kokoro/aitakute/news/20040412org00m100025000c.htmlさて、一部で評判の「MSN-Mainichi INTERACTIVE あいたくて」が更新されております。前回の記事の最…

「当事者」による不登校論に向けて

慶應義塾大学・小熊研究会の配布資料?、レポートより http://web.sfc.keio.ac.jp/~oguma/kenkyu/03s3/futoukou-saitou.html 「当事者」による不登校論に向けて http://web.sfc.keio.ac.jp/~oguma/kenkyu/03s3/report/nenbutsu.html 「不登校」〜『登校拒否…

ひきこもり疫学調査についての個人的メモ

研究要旨からわかること id:matuwa:20040407#p2 対象者本人のひきこもり経験 id:matuwa:20040407#p3 対象者の子のひきこもり状態 id:matuwa:20040407#p4 母集団と標本 id:matuwa:20040407#p5 調査結果についての注意点(1) id:matuwa:20040407#p6 調査結果…

MSN-Mainichi INTERACTIVE こころ

http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kokoro/トップページから牟田武生さんの顔写真とコラムへのリンクが消えてる! しかも「あい・(愛&I)たくて[扉をあけて]第1回 ひきこもり 理由(わけ)の分からない苦しさ」という新しい連載がはじまって、こ…

ライフスキルとひきこもり

なんだか2004-04-02付け日記id:matuwa:20040402#p1がライフスキルにたいして批判的なものにみえるかもしれないので、どうでもいいかもしれないけれど言葉をおぎなってみる。 嗜癖からの回復のために実践されている方法が脱ひきこもりにも参考になるとおもっ…

小川センセイ

神戸市の小川クリニック院長がキーワードになってる! さすがほつまさん、仕事がはやい……。↓こちら、児童精神科医の方による神戸新聞の記事についてのコメント。 http://homepage3.nifty.com/afcp/B408387254/C819714657/E413916395/index.html まっとうなコ…

わたしは四月馬鹿なのかしら?

上山和樹さんが「はてなブログ」で再起動とのこと。 詳細は id:ueyamakzk をご覧ください。

パターナリズムと当事者主権

圏外からのひとこと(2004-03-29)「援助」と「断罪」の技術 を経由して、雨崎良未さんの EP end-point: ひきこもり vs 価値観 を知りました。雨崎さんは町沢静夫『ひきこもる若者たち:「ひきこもり」の実態と処方箋』(ISBN:4479790810)と斎藤環『ひきこも…

新聞書評『ひきこもり文化論』

『東京新聞』2004年3月14日朝刊に掲載された、斎藤環『ひきこもり文化論』紀伊國屋書店(ISBN:4314009543)の書評を簡単に紹介します。評者は速水由紀子(フリーライター)。 ひきこもりは病気ではなく、日本という特殊な文化が生み出したデスコミュニケーシ…

ひきこもり疫学調査(2)

ここにあった文章は、加筆訂正のうえid:matuwa:20040407へ移動しました。

2004-03-21・追記

ひきつづき、上記の報道に関連して。『毎日新聞』は、20日の朝9時25分の記事にあったカッコつきの「引きこもり」という表現を、同日20時54分の記事では削除している。 大学を約2年間にわたって休学し、「引きこもり」の状態だった 大学を約2年間休学して自…

祖父のプライド、孫のプライド

『Yahoo!ニュース』http://nsearch.yahoo.co.jp/bin/search?p=%C1%C4%C9%E3+%C2%E7%B3%D8+%B5%D9%B3%D8+&st=n 『毎日新聞』http://www.mainichi.co.jp/news/flash/shakai/20040321k0000m040012001c.html 『朝日新聞』http://www.asahi.com/national/update/0…

ひきこもり疫学調査(1)

ここにあった文章は、加筆訂正のうえid:matuwa:20040407に移動しました。 コメント欄は、そのままにしておきます。

取材のリスク、ネットのリスク

ひきこもりの当事者グループといってもいろいろあるとおもうのですが、もしもそのようなグループに負の面があるとすれば、それはグループが受容的すぎる場合ではないでしょうか。グループの外の世界は当事者にとってかならずしも受容的ではありません。その…

『わかってほしいんや』

http://www.nhk.or.jp/special/libraly/04/l0003/l0313.html 眠ることなく、無事にNHKスペシャル『わかってほしいんや:ひきこもり・15年の歳月を越えて』(再放送)を視聴。NHK「ひきこもりサポートキャンペーン」の集大成のような番組だったわけですが……ち…

ハルウララと不登校克服

「大阪市の中学2年生、ハルウララの姿に感動 励まされ不登校克服」 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040310-00000001-mai-l39 欲望の力……。

『人の心はどこまでわかるか』

河合隼雄『人の心はどこまでわかるか』講談社+α新書、ISBN:4062720035文化庁長官こと河合隼雄。河合氏の本を読むのは初体験。本書は心理療法家から寄せられた質問に河合センセイがこたえた口述筆記をまとめたもの。「心理療法は甘っちょろいもんじゃない、わ…

「具体」回顧展

2004-01-24→2004-03-14@兵庫県立美術館 http://www.artm.pref.hyogo.jp「われわれの精神が自由であるという証を具体的に提示したい」という思いから、50年前に「具体美術協会(略称:具体)」が結成された。現在の視点からふりかえると、そこには時代の制約…

ひきこもりスペクトラム・最終章

まさか連載になるとは想像してなかった……。偽ヒキ問題の回避なんてことを言ったものの、ひきこもり業界へ提言する気はあまりなかったりします。ひきこもり界隈の人たちのことよりも、本当はひきこもりとしての自分について考えたかったのだ、そんな気がしま…

『アイデン&ティティ』

みうらじゅん『アイデン&ティティ:24歳/27歳』角川文庫、ISBN:4043434014成長や成熟がテーマかと。ただし最初にことわっておきますが、映画のほうは見てません。中島はバイトしながらバンド活動をつづけている。たとえバンド・ブームがおわっても「みんな…

続・ひきこもりスペクトラム

2004-03-07の日記の「ひきこもりスペクトラム」のつづきのようなもの。ひきこもり当事者にとってメリットがあるかもしれない、そうおもって「ひきこもりスペクトラム」という言葉をつかってみたのでした。では、それはどんなメリットなのか。以下、現時点で…

日米「ひきこもり論」摩擦

↓ 自閉症について調べている途中で見つけたページ http://kids.gakken.co.jp/campus/jiritu/conferences/backnumber/03_0809/top.htmlこのような自閉症の子をもつ親御さんとおなじような気持ちが「全国引きこもりKHJ親の会」が慢性疲労症候群へ関心をむける…

ひきこもりスペクトラム

自閉症スペクトラムという概念があります。厳密な定義は専門書を調べないといけませんが、自閉症の症状を連続体としてとらえる考え方だとわたしは理解しています。自閉症の症状はさまざまで「ここからが自閉症です」と明確に線引きできるものではない。だか…

Omnipotent と Impotent

http://johann.blogtribe.org/entry-36ed3fdaee648f08fe4f1b2813c87051.htmlサイト名もタイトルも概要も何もない、あやしい TrackBack を取りあげていただき、Johann さんありがとうございます。はてなダイアリー外部への TrackBack 送信手順が完全に理解で…

「山月記」

中島敦「山月記」、文庫本だと ISBN:4003114515、ISBN:4041103029、ISBN:4101077010、ISBN:4480102361、ISBN:4480027513 など。青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/ でも読めます。自己愛や純度100%から、この『山月記』を連想。臆病な自尊心と尊大な羞恥心…

いまの自分には、これだ

病的な自己愛との折り合い、欲望や行動への動機づけ、現状を抜け出すキッカケ。これらが自分には必要だとおもって参考になりそうなメモをつづけていたが、自分にとって「これだ!」という言葉をみつけてしまった。 「好きなことならできる」は、「なんでもで…

ジョゼと虎と魚たち

恋愛の力でひきこもりから抜けだした人のお話……と、このようにまとめるのは無理か。ジョゼ(池脇千鶴)は書物でしか社会を知らない、いわばひきこもりのような状態で祖母(新屋英子)に育てられている。そしてこのような特殊な環境のイネイブラーでもあった…

『世界の色をつかまえに』

旭爪あかね『世界の色をつかまえに』本の泉社、ISBN:4880231959。こちらは「ゼミに出席しなければならないのに、どうしても行けない……」という大学生や大学院生なら読んでみて損はないかと。

『稲の旋律』

旭爪あかね『稲の旋律』新日本出版社、ISBN:4406028781。出勤しなければと家を出発するが、やはり今日も会社へたどりつくことができない。そんな心理描写をリアルに感じることができる作品。きのうの『活断層』との共通点が3点ある。 非日常の世界にふれて、…

『活断層』

佐伯敏光『活断層』編集工房ノア、ISBNなし、本体1800+税90円。Amazon にデータがないので、本書の内容を帯の紹介文から引用。 登校拒否青年が、被災地神戸での さまざまな出会いと体験を通し 再生への道を歩み出そうとする 孤独と創造が重低音に奏する長編…