音バトン

ミーム?「リアルの知人」を称するヒト(id:about-h)からまわってきたので回答。

Total volume of music files on my computer

  • 楽曲をハードディスクに保存する習慣がありません。

Song playing right now

  • 音楽は聴いていません。AMラジオが流れています。

The last CD I bought

Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me

  1. 「I Fought the Law」in「Clash」by The Crush
    • まちがってUK版(盤)を買わないように。いまなら誰でも知っている曲。ふとした時に口ずさんでいる。
  2. 「すばらしい日々」in「ザ・ベリー・ベスト・オブ・ユニコーン」by ユニコーン
    • SPRINGMAN」の1曲として紹介すべきかもしれないけど、わたしが持っているのはベスト盤のほうなので。これも「listen to a lot」というよりは「sing a lot」なのかもしれない。
  3.  
  4.  
  5.  

2曲はすんなり出てきたけれど、あと3曲は後日追記ということで。

Five people to whom I'm passing the baton

  • このバトンは誰にもわたさない。継承されないミーム

立岩さん

以前から、立岩真也はひきこもりやニートについてほとんど言及しないよなぁ……とおもっていた。立岩さんが言及しない理由がようやくちょっとだけわかった。「わからない」からというのが理由のひとつのようだ。

ニートを生み出す社会構造は」社会学立岩真也さんに聞く(『Fonte』168号に掲載)
http://www.arsvi.com/0w/ts02/2005018.htm

  僕はニートや若者について、調べたり読んだりしてないので、よくわかりません。わからないときは、わからないと言った方がよいと思うので、まず、それを言っておきます。
  ただまず、職がない。雇われる側にとってみれば厳しい状況になっています。もう一つ、人が足りているから人の使い方が荒くなっている。さらに、ものがたくさんあるのに、もっと作って売ろうとするから、働く側にとれば、「ここまでやる必要あるの」と思うことをさせられる。状況はこうなのに、やる気があるとかないとか、人間関係の作り方がうまいとか下手だとか、「現代の若者」の性格みたいなもので説明するのはだめだと思います。
  では、経済を拡大し、雇用を拡大すればよいかというと、それもうまくいかない。生産は基本的に足りていますから、無理して増やそうとしても増えないし、それでも無理して増やすと意味の感じられない仕事が増えることになります。
  それでも多くの人が働くようにしたいのなら、仕事を分け合うことです。そうしなければ、仕事したくても仕事はない。誰にだってわかる理屈です。若者の根性の問題ではありません。

このあとに出てくる「働けない」と「働かない」の話や、最後に出てくる「仕事がいやなら金(金がいやなら仕事)をわけろ」という話などに立岩さんらしさがすごくあらわれていて貴重なインタビューだと感じた。

こういうインタビューを企画・実行する東京シューレの関係者ってさすがだなぁとおもう。

なんで屋

なんで屋(なんでや露店)
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=600&c=100

世の中、なんかおかしい。なんでだろう?答えあります!
なんでや露店(なんで屋)
あちこちの路上に、答えを求めて人が集まる

このごろ路上でよく遭遇するような気がしていたのですが、類グループが関係していたんですね。

類ネット‐新理論サイト
http://www.rui.jp/

プロ(学者・官僚・政治家・マスコミ)による観念支配こそ、時代閉塞の元凶

そこで「なんで屋」が新理論をひっさげてあちこちの路上に登場というわけですね……。

ツッコミ

ツッコミのお姉さん 曰く

「日常」ではありませぬ。「日乗」なのです。

直々のツッコミありがとうございます。というか、まさか自分がツッコミをいれられる立場(ボケ)になってしまうとは……。

そんなわけで「私の体を通り過ぎていったひきこもり・ニートブログたち」のほうも加筆訂正しました。

ブログ選

例の『ユリイカ』ブログ特集のお話。

http://d.hatena.ne.jp/nopiko/20050329#1112048066

上山さん(id:ueyamakzk)ところも読んだがコメントは差し控えますw id:matuwaさんに期待w

そのようにおっしゃられましても、ユリイカの話はあれ以上展開するつもりはないので……という心づもりだったのですが、

http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20050328#p3

【追記: できれば「対案」を示してもらえるとうれしいな。 「自分なら、この10個を、こういう評価基準設定において選ぶ」というような。 → ネット上の延長企画として考えてみても面白いかも。】

このように上山さんからダメ出しされてしまいましたので、ちょっとだけユリイカ関連の話を展開してみます。


ユリイカ』掲載のひきこもり・ニートブログ選は、ブログの評価基準について「あ〜でもない」「こ〜でもない」と理屈をこねくりまわしているところに上山さんらしさが一番でていたとおもう。そして、あれだけ理屈をつけてもったいつけたところで選びだされたブログがあれだけという結論に対して「それだけかよっ!」とツッコミをいれるのが正しい読者の役目なんだとおもう。

こういう企画には、選出基準や評価基準の論理的一貫性のようなものはなくてもかまわないとおもう。たとえば「私の体を通り過ぎていったブログたち」みたいな、わけのわからない選出理由でもかまわないではないかと。結局のところ、その分野に面識のない読者に対しては、選者が普段どんなブログを読んでいるのかわかればそれでよい。またそのジャンルについてよく知っている読者に対しては、そんな読者も納得させるようなラインナップのブログが選出できていればよい。

というわけで、以下「私の体を通り過ぎていったひきこもり・ニートブログたち」10選(ひとことコメントつき)。

  • Freezing Point
    • ひきこもり経験者。この長文だらけのブログを語らずしてひきこもり・ニートブログについて語ることはできない。
  • http://dumb.s54.xrea.com
    • ひきこもり当事者。今後も伝説のブログとして語りつがれてゆくであろう。
  • http://oroshi.jugem.cc/
    • 当事者(現在は経験者といったほうが適切か)のパートナー。ひきこもり当事者・経験者のパートナーが直面しがちな苦労話が満載。
  • 真性引き篭もり
    • 超人気ブログ。負け犬の遠吠えといった芸風だが、狂犬につき注意。


つぎのふたつは、なくなってしまったブログ。消滅しているので、ちょっとだけくわしいコメントをつけてみる。

  • 三十路男の社会復帰日記
    • 30代無職者の就職活動の記録。就労開始にともないブログ更新終了。このブログでもっとも印象にのこっているのは、採用面接の担当者が偶然にもブログ読者だったという奇跡的なエピソード。跡地あり。
  • ひきこもりのスレっぽいブログ
    • デザインが2ちゃんねる風で、のび太ドラえもんのび太のママのアスキー・アートによる物語というエントリ構成。のび太がひきこもり当事者という設定になっており、のび太の台詞が当事者の葛藤をリアルに表現。しかしながらブログ作者がおそらく女性だったのであろう、のび太の性的行動・性的妄想にはすこし不自然なところもあった。


──うーん、ブログ10選には1個たりない……。ひきこもり・ニート研究者のブログがないので、http://slowlearner.oops.jp/blog/http://na-nashi.seesaa.net/ のどちらかを選んでお茶をにごしておきましょうか。アカデミズムには当事者を食い物にして好き勝手なことを言ってしまう面があるとおもう。ブログというメディアにはそんなアカデミズムのいやらしい部分がうつしだされやすいような気がするので、研究者のブログも選んでおくべきかもしれないとおもったので。

ユリイカ

上山和樹様が ひきこもりについて考えるところ五条通信(そしてブログではないけれど ひきこもり村。日記アンテナ)に興味をお持ちになったようです。(AA略


──というわけで、ご本人も id:ueyamakzk:20050328 で紹介なさっているように ユリイカ2005年4月号 特集=ブログ作法 あるいはweblog戦記 の「ブログ・ガイド100@2005」で上山さんがニート・ひきこもりの項目を担当されてます。そのなかで選出されているのが上述のブログ(+アンテナ)。


意見・感想ですか? うーん、上山さんはやっぱりアカデミズムが好きなんだなぁと。そして「ひきこもり状態経験者」というのが微妙な表現だなぁと。


そういえば選出されたブログの id:about-h さん、id:hikilink さん、どちらも10代のときにひきこもり(不登校?)状態を経験され、そのあと大学に入学して現在に至るという経歴の持ち主。「ひきこもり→大学」という経歴の持ち主がひきこもり関連サイトを運営し、そのサイトを通じてひきこもり当事者とコミュニケーションすることについてはいろいろかんがえることもあるけれど、それについてはまた後日ということで。

2005-03-31補足
ユリイカ』掲載の上山記事についてid:matuwa:20050331で追記しました。