勤労の義務

勤労の権利・義務(7)

浦部法穂『全訂 憲法学教室』日本評論社(ISBN:4535512310)。非常に個性的な教科書。 「通説」へのするどいツッコミが本書を個性的なものにしているのみならず、本書はページのレイアウトまでもが個性的だったりする。引用にあたって、その個性的なレイアウ…

勤労の権利・義務(6)

長谷部恭男『憲法 第2版』新世社(ISBN:4883840239)。著者によれば「標準的な教科書に対するもう一つの(alternative)教科書となることを目指している」(初版へのはしがき)とのこと。たしかに、勤労の義務に関連して「遺伝による希少な能力や容姿」に触…

勤労の権利・義務(5)

松井茂紀『日本国憲法〈第2版〉』有斐閣(ISBN:4641129096)。支配的な「通説」とは異なるアプローチをこころみた教科書。ただしそのようなアプローチの特徴が、以下に引用した27条1項に関連する部分に濃厚にあらわれているわけではありません。 序章 憲法を…

勤労の権利・義務(4)

佐藤幸治『憲法〔第三版〕』青林書院(ISBN:4417009120)。この本も「通説」や「基本書」とよばれる教科書のうちのひとつ。 第一編 憲法の基本観念と日本憲法の展開(略) 第二編 国民主権と政治制度(略) 第三編 裁判所と憲法訴訟(略) 第四編 基本的人権…

勤労の権利・義務(3)

芦部信喜(高橋和之補訂)『憲法 第三版』岩波書店(ISBN:4000227270)。この本は「通説」や「基本書」とよばれる教科書のひとつ。 第一部 総論(略) 第二部 基本的人権 第五章 基本的人権の原理(略) 第六章 基本的人権の限界(略) 第七章 包括的基本権…

勤労の権利・義務(2)

阿部照哉『憲法〔改訂〕』青林書院(ISBN:4417007780)より引用。 第一編 総論(略) 第二編 基本的人権 第六章 基本的人権総説(略) 第七章 包括的基本権(略) 第八章 精神的自由権(略) 第九章 経済活動の自由(略) 第一〇章 人身の自由(略) 第一一…

勤労の権利・義務(1)

現在の憲法では三つの国民の義務が定められており、そのうちのひとつが27条1項の「勤労の義務」ということになっている。 日本国憲法 (中略) 第三章 国民の権利及び義務 (中略) 第二十七条 すべて国民は、勤労の権利を有し、義務を負ふ。 (以下略) こ…