神戸青年セミナー「ニート支援を考える」(2004-11-07 開催)
参加された異本さん(id:ayuayu01)によるレポート。
http://d.hatena.ne.jp/ayuayu01/20041107
就労意欲とは、事後的なフィクションである。このフィクションは、労働の継続に関しては一定の効果を発揮するだろうが、労働への新規参入に関しては無力ではないか。
(中略)
「とりあえず動いてみる」ことができるような環境を生み出すことが必要である。
どれくらいの環境を用意すれば当事者が「とりあえず動いてみ」ようとおもうのか見当がつかないから、支援機関や関係者も手さぐりの状態なんだろうなあ。
「アウトリーチの手法を作り出すことが必要」というメッセージを発信しているセミナー講師の方々は、支援でいちばん難しいのがアウトリーチだということを現場で実感しているんだろうなあ。
──こんなことをレポートを読んで感じました。
このセミナーについては上山和樹さんもレポートをお書きになるようなので、そちらも期待。
追記(2004-12-06)
いまごろですが……追記しておきます。
- 上山さんのレポート
- http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20041115
■ 質疑応答
質問者4名中、3名が「オレンジの会」の親御さん。
ご両親たちからの質問は、「施設まで行けない当事者はどうすればいいのか」という一点に集中した。言葉の端々から、行政サイドの呑気な認識への激しい苛立ちが感じられ、会場に不穏な緊張が走る。
この質疑応答については、レポートの続編で異本さんもコメントしている。
- 異本さんのレポート続編
- http://d.hatena.ne.jp/ayuayu01/20041111#p2
●質疑応答で、親の会の圧力団体としての姿を見たような気がする。云ってはいけないような気がしますが。
この質疑応答については、つぎのような感想も。
ケッ!よくも後先考えずにやってくれたな。この馬鹿親ども!
自分のところの娘や息子を外に連れ出せないイライラをアテンダントにぶつけても仕方がないだろ。こんなことが広まれば、他の地区のヤングジョブがひきこもりを快く受け入れてくれると思っているのか?そんなの考えればすぐに分かることだろう。それすら分からずに目先のストレス解消に走ってしまうとは、やれやれ、こんな親に育てられれば、ひきこもりにもなるよ(´〜`)Y―・
暗井闇夫さんらしくて秀逸なコメントだとおもった。