人に何かを頼む

自分らしく生きるための道具箱
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「ドッカン・オロロ・ネッチーのアサーティブ★トレーニング」

  • 第3場 人に何かを頼む
    • わたしには「こうしてほしい」と頼む権利がある。めげずに何度もくりかえそう。
    • 「困っているから助けてほしい」など「自分の気持ち」をあらわす一言があると、相手をやる気にさせ、自分の要求が伝わりやすい。
    • わたしには頼む権利があるのと同じように、相手にも断る権利がある。
    • 要求をすべてかなえてもらうかゼロかのどちらかではなく、お互いの事情をふまえて交渉することも大切。
    • 自分のために相手が動いてくれたときは、感謝の言葉を伝えたり「おかげさまで○○でした」と結果を報告すれば、相手は「やってよかった」という気持ちになる。

アサーティブ・トレーニングでは「自分の気持ち」や「自分がなにを望んでいるのか」を認識しておくことが、どうやら不可欠のようだ。自分が納得できる生き方をおくるうえで、目標や欲望といったものが重要だということなのでしょうか。いきなり大きな目標ををかんがえず身近な目標からかんがえていけばよいのか、それとも大きな目標が決まることで身近な目標も立てられるようになるのか。

目標や欲望のことはとりあえず置いておくとして……。この「人に何かを頼む」アサーティブ・トレーニングを体験しながら、自分が交渉というものが苦手だと感じていることに気づく。なるほど、たしかに言われてみると「要求をすべてかなえてもらうかゼロか」という発想を無意識にしているから、相手との交渉を避けていたというか不必要だと感じていたのかもしれない。

要求がすべて受け入れられるような状況では交渉不要な場合がおおいし、また自分の要求というものが相手と交渉してまで受け入れてもらうほどの価値があるともおもわない……これだと交渉をしようという動機づけが失われていく。相手と交渉せずに自分の要求を受け入れさせるためのアクティング・アウト、それがひきこもりだと考えることもできる。

自分の感情を言葉でつたえること、そして「すべてかゼロか」とはちがう「好い加減」の「いいかげん」が必要なのかしら。