韓国の若年無業者

若者たちの海外進出、政府が支援せよ(『朝鮮日報日本語版』社説、2004-08-24)
http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/08/24/20040824000094.html

 韓国経済が抱えている大きな問題点の一つが若年失業率が高いというものだ。政府の失業統計によれば青年失業者数は7月現在40万人に達する。しかし、これは現実を正確に反映していない数値だというのが経済専門家たちの診断だ。就職準備をしている大卒者(30万人)と就職が難しく家で休んでいる青年無業者(24万人)まで合わせると実際の若年失業者は93万人に増えることになる。働き盛りの年齢の時に路上でさまよう青年たちがこれほど多いということは国家にとっても損失だが、当事者たちが受ける苦痛は凄まじいであろう。

Google News で「無業者」を検索して発見。この記事だと「就職が難しく家で休んでいる青年無業者(24万人)」の一部が NEET に該当するのかな。

それにしても、若者層の失業者・無業者問題について「雇用は必ずしも国内だけで探す必要はなく、海外に目を回せば自分の能力を発揮できる場所をいくらでも探すことができる」という理由から若年層の海外進出を主張するこの社説はスゴイとしか言いようがない。これは、国内で雇用創出できないなら海外進出を政府は支援せよ、という主張ですね。もし日本で同様の主張をする人物や報道機関があったとすれば、おそらく「国内で就業できない者が海外進出なんて無理!」のひとことで無視されてしまうのではないかと……。

とりあえず韓国のひきこもり問題はなにかと話題になることもおおいのでメモ。