支援と援助

■し‐えん【支援】(‥ヱン)
他人の活動を容易にするために力を貸し、助けること。援助。

■えん‐じょ【援助】(ヱン‥)
困った状況にある人をたすけること。たすけ。「資金援助」

以上、小学館『国語大辞典』より。うーん、「支援」と「援助」の違いがはっきりしない。というか、【支援】の説明に「援助」の文字が出てくるし…。

〈補足説明〉「支援」と「援助」について調べたのは、小杉礼子・堀有喜衣「学校から職業への移行を支援する諸機関へのヒアリング調査結果−日本におけるNEET問題の所在と対応−」(PDFファイル)を眺めていると、六本木ジョブパーク「学生職業総合支援センター」へのヒアリング調査結果のなかに

しかし、相談に来る若者は就職活動に何らかの問題を抱えている人が多く「援助」ということばが合うのが現状である。(54ページ)

という一文があったからです。これを読んで、労働研究の分野では「支援」と「援助」という用語をつかいわけているのか? と感じたのでした。専門分野の用語辞典を調べれば、意味のちがいがはっきりするのかな。この場合、どの分野の辞典にあたるべきなのか、よくわからない…。