仕事相談

堀江貴文のお仕事相談Blog
http://blog.livedoor.jp/takapon_career/

社長日記を書いている中で様々なコメントを頂きますが、ちょっと気になったのは仕事に関する相談が多いこと!(みんな悩んでるんだなぁ〜)
だからみんなの質問に、ひとつでも多く答えられるように“お仕事相談Blog”開設しました
どんなことでもいいので気軽に相談してください!

相談者に寄り添うような姿勢が回答からはあまり感じられないところがホリエモン流? まだ相談件数が2件だけなので、今後どうなっていくのかは不明ですが。

ライブドアブログで相談といえば 高橋がなりブログ 虎の声 - SOD が有名ですが、こちらの仕事関連の回答も高橋がなり流でおもしろいものがおおい。

最後のほうは仕事関連とはチョットちがうか……。

おや、livedoor ブックスでふたりが対談してますね。

がなり・ほりえの社長対談
http://books.livedoor.com/special/feature_content?id=3837

がなり :堀江さんの発言のなかには、2割の絶対の賛同者があれば、8割に嫌われても構わないという感じがしますよね。
堀江 :ええ、それでいいんです。嫌いなヤツには会わなきゃいいんです。いいことばかりを言っていると、有象無象が寄ってきますから。だから、逆に「いい人って大変だな」と思いますもん。

なるほど。お仕事相談Blogで相談者に寄り添わない理由もこのあたりにありそうですね。

労働基準法 39条1項

年次有給休暇
第三十九条  使用者は、その雇入れの日から起算して六箇月間継続勤務し全労働日の八割以上出勤した労働者に対して、継続し、又は分割した十労働日の有給休暇を与えなければならない。

以上、http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxsearch.cgiより。

NHKスペシャル『フリーター漂流』を見る、聞く、議論するに参加された上山和樹さんのレポートが id:ueyamakzk:20050325 に掲載された。そのレポートのなかで、泰山義雄さんのつぎのような発言(感想?)が紹介されている。

泰山義雄氏:「フリーター問題に対する労働組合の役割」(労働組合の視点)
http://d.hatena.ne.jp/ueyamakzk/20050325#p12
  • 法的な保護は、雇用期間が半年を過ぎて以後。

この発言について、上山さんは注で「ネット上に条文などは見つからなかった」とコメントしている。

わたしは研究会に参加しておらず泰山さんの発言を聞いていないのであくまでも想像ですが、労働者の法的な保護についての話題で「雇用期間が半年を過ぎて以後」がキーワードになっているようなので、これは労働基準法39条1項をふまえた発言ではないかとおもいました。

年次有給休暇」ってはてなダイアリーのキーワードになっているのね……。

就職活動

NHKにんげんドキュメント「私はこうして就職した」
http://www.nhk.or.jp/ningen/kiroku0503.html#0311

学校を卒業しても就職が決まらない若者を対象とした就職セミナーが始まった。指導するのは1000人以上の若者の就職を就職させてきた埼玉県の就職カウンセラー・小島貴子さん。内定獲得を目指し奮闘する若者たちの姿を追った。

3月16日(水)深夜1時55分〜(17日午前1時55分〜)NHK総合テレビで再放送あり。

かんがえさせられる内容だけど、希望がもてるかもしれないドキュメンタリー番組だったとおもう(われながら微妙な言いまわしだが)。

「フリーター漂流」「ニート〜 働けない若者の憂うつ 〜」とちがって、この番組の感想リンクをつくっているサイトが発見できない……。番組内容のちがいのためなのか、放送枠のちがいのためなのか。

ネット上では、小島貴子さんによる「就職非常識活動虎の巻」がヤングキャリアセンター埼玉『ヤンキャリジャーナルWeb版』にて連載中。

皆さんが思っている「就職の常識」と思われている非常識について これから数回にわたってお話していきたいと思います。 読みながら活動が出来る内容にしていきますので、どんどん行動に移してください。

其之一「情報収集の方法論」
http://www.shigoto.pref.saitama.jp/wakamono/YCJ/bn/200411/kiji/tora/index.html
其之ニ「自己PRの方法論」
http://www.shigoto.pref.saitama.jp/wakamono/YCJ/bn/200501/kiji/tora/index.html
其之三「自分の会社が自分で選べない」
http://www.shigoto.pref.saitama.jp/wakamono/YCJ/new/kiji/tora/index.html

就職カウンセラーやキャリアカウンセラーといった専門職はいつごろ誕生したのだろう。仕事にかぎらず、生活にまつわるちょっとしたノウハウを伝えてくれるひとを身近な人間関係のなかでみつけることが難しくなってきたので、カウンセラーのような専門家に(ときにはお金をはらって)ノウハウを伝授してもらうようになったのかなあとかんがえたりする。最近だと、専門家にたどりつくまえにネット上で問題解決をはかろうとするひとがおおくなっているのかもしれない。

科学哲学

戸田山和久さんの本にはハズレがない(ただし共著・編著はこのかぎりではないかも)。

科学哲学の冒険 サイエンスの目的と方法をさぐる (NHKブックス)

科学哲学の冒険 サイエンスの目的と方法をさぐる (NHKブックス)

テツオ──理論を文の集まりと考える文パラダイムはどうもダメそう、というのは分かりました。でも、理論が文の集まりでないとしたら、いったい何なんですか。
センセイ──ええとね……。ちょっと長くなりそうだから、ちょっと休憩をいれてからにしようよ。先週、東京で学会があったときに買ってきた草加せんべいがあるから食べる? せんべいはやっぱり冬のものだよね。夏だとしけちゃうから、イマイチ。
リカ──わー。私おせんべい大好き。いただきます。
センセイ──リカさんは、辛党みたいだね。で、テツオくんはあんこが大好きで甘党と。
テツオ──共通点もありますよ。二人ともすごい酒飲みだもん。
センセイ──あ、そうなんだ。近ごろの学生にしてはめずらしいね。
テツオ──よく飲みますよ。今日買ってきたワインだって、これで二人分だし……。
リカ──テ・ツ・オ・く・ん。
センセイ──じゃ、再開再開。……ええと。まず、確認しておかなきゃいけないのは、公理系って何だったっけ。ということ。(226、227ページ)

ここらあたりに「リカさん萌え」が発生する仕組みが隠されているのかもしれぬ。

社会疫学

〔対談〕「社会疫学(Social Epidemiology)」とは何か?(週刊医学界新聞、第2566号・2004年1月5日)
http://www.igaku-shoin.co.jp/nwsppr/n2004dir/n2566dir/n2566_05.htm#00

近藤 Kawachi先生は,相対的所得仮説だけでなく,社会疫学という新しい分野を開拓しました。社会疫学とはどんな分野なのでしょうか。
Kawachi ひと言で言えば,健康の社会的決定因子を研究する分野です。
 健康に影響する因子には,「遺伝子」,「ライフスタイル」,「医学技術」などがありますが,これら以外に「社会的な因子」もあります。相対的所得仮説で扱う所得の不平等や絶対的貧困以外にも,「労働環境からくるストレス・過労死」,「人種差別・男女差別」など多数あります。心身医学が人間の心も扱い,伝統的な疫学が心の外側の健康行動に着目しました。
 分子生物学などのバイオサイエンスは,心を持った人間個人のレベルよりも,目に見えないよりミクロな世界に踏み込むフロンティアです。これに対し社会疫学は,1人の人間よりもマクロな世界に着目し,健康に影響する社会的な因子を明らかにしようとするフロンティアです。

どうして単なる「疫学」ではなくて「社会疫学」と言わなければならないのか、そこがよくわかってなかったりする。伝統的な「疫学」は生物(生命)統計であり、それに社会的なものを取りこむことで「社会疫学」になるということなのかしら──リンク先を読んでそんなことを感じた。

引用文にある「相対的所得仮説」とは、経済格差の拡大が健康状態を悪化させるという仮説のこと。ここでつぎのような疑問をもつ。そのような社会的な因子に着目した仮説を提示するときに、なぜ社会医学や経済学や社会学といった既存の学問分野ではなく「社会疫学」という看板が必要なのだろうかと。

近藤 社会と病気の関係に着目した社会医学は以前からありますが,何が違うのでしょうか。
 実証的分析をより重視していること,単に関連を明らかにするだけでなく,社会と健康の関連メカニズムを解明しようとしていること,そのメカニズムとしてストレスなど個人の心理的要因も関心領域の中に取り込んでいること,これらにもとづき社会のあり方も考察していることなどの点があると思いますが,他にはどうでしょうか。
Kawachi 社会医学社会疫学の源流です。人によっては社会医学の復活と呼ぶ人もいます。指摘されなかった違いとしては,学際性があります。社会疫学的研究に取り組んでいる研究者には,社会学統計学,心理学,政策科学,医療経済学など近接する他分野出身の人が多数います。
 また,経済学者も参加しています。どちらかといえば,相対所得仮説を批判する立場から関心を持つ人が多いのですが。

学際性が社会疫学の特徴だったのか……。カワチ教授が「1人の人間よりもマクロな世界に着目」と言っているということは、社会疫学の推進者はなんらかの意味で(要素還元主義とはちがう)全体論の立場にたっていることになるのかな。

相対的所得仮説についてくわしいことを知りたいときは、『The Health of Nations: Why Inequality is Harmful to Your Health』の日本語訳が昨年出版されたので、とりあえずそれを読むのが手っ取りばやい。

不平等が健康を損なう

不平等が健康を損なう